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海外インターの教育プログラムをゼロから調べてみました!〜IB?イギリス式?アメリカ式?〜

タイトル

こんにちは!
2026年に家族で海外移住を目指しているゆうこです。

子どもたちは移住予定時期に6歳と3歳。
海外移住を決めた時に、英語での教育環境(インター校もしくは現地校)にすることを決めました。

9月にタイバンコクのインター校見学に行った時の記事はこちら

インターナショナルスクールというと、アメリカンスクールとか、ブリティッシュスクールがあるよね?くらいの知識しかなく、海外の教育制度について無知だったため、ゼロから情報収集、勉強しています。

今回は、インターナショナルスクールで採用されている教育プログラム、
IB(国際バカロレア)
イギリス式(ICGCE/A Level)
アメリカ式(AP/SAT)についてお伝えします!

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3つの国際教育プログラムの特徴

まずは3つの教育プログラムの概要と特徴です。

IB(国際バカロレア)
スイスのジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラムで、1968年に始まりました。

ディスカッションやディベート、プレゼンやエッセイなどの課題が多く出され、自分の意見をまとめたものをアウトプットする機会が多いのが特徴です。

下記に分かれています。
DPのみ提供している学校や、フルバカロレアと呼ばれるすべて提供している学校などがあるので注意が必要です。

小学校相当のPYP(3-12歳)
中学校相当のMYP(11-16歳)
高校相当&大学入学資格のDP(16-19歳)

② イギリス式(IGCSE/ A Level)
イギリスの「GCSE」と呼ばれる義務教育課程をベースにした国際教育プログラムです。

IBと同じく思考プロセスが重視され、探究心、問題解決能力、批判的思考などのスキルを身につけられるようデザインされているプログラムです。
アウトプットと並行して、ドリルやテストも頻繁におこなわれます。

小学校相当のプライマリー(5-11歳)
中学校相当のローワーセカンダリー(11-14歳)
中〜高校相当のIGCSE(14-16歳)
※最終試験が年に2回開催される。
高校相当&大学入学資格AS&A Level (16-19歳)

③ アメリカ式(AP/SAT)
アメリカ式は、自由なイメージですが、自主性・積極性が求められます。

生徒主体の探究心を重視した、アクティブラーニングを取り入れた授業が特徴です。
ディスカッションや学習内容の発表もおこなわれ、中学までは特にアウトプット重視です。
知識の暗記ではなく、課題解決力や創造的思考を養う教育です。

    小学校相当のElementary(6-11歳)
    中学校相当のMiddle School(11-14歳)
    高校相当のHigh School(15-18歳)

    大学入学資格

    インターナショナルスクールに高校まで通って得られる大学入学資格についてです。
    ここをおさえておくと、小中の教育プログラムも理解しやすいです。

      IB(国際バカロレア)
      IBDPは2年間の2年間のプログラムです。

      6科目を選択し、その他、論文やCAS(文化部、運動部、ボランティア)もあります。
      世界中で認められている高校卒業資格なので、
      アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ヨーロッパ、アジア、日本の大学にも行くことができます。

      科目が多いので、他の2つに比べて大変だと言われています。
      ただ広く学び、高校時点で論文を書くなどアウトプット力の強化ができるので、素晴らしいですね。

      ② イギリス式(IGCSE/ A Level)
      A Levelは2年間のプログラムです。

      3-4科目を選択し、深く探求して学びます。
      世界的にはIBよりメジャーでイギリス、オーストラリア、アメリカ、カナダ、アジアの大学にも行くことができます。日本では一部の大学しか受け付けていないので注意が必要です。

      選択科目が少ないので、高校入学時点で、大学の行きたい学部がはっきりしている、得意不得意の差が激しい子には向いているようです。

      ③ アメリカ式(AP/SAT)
      SATは、英語と数学のテストで何回でも受験可能です。
      APは、1,2年のプログラムで、アメリカの大学の単位になります。

      SATが何回も受験可能なのが特徴です。
      アメリカ式は中学までたくさんアウトプットの授業をおこなうので、高校でのAPは比較的インプット重視、テストを重視します。
      主にアメリカの大学に行くことができます。日本の大学の一部も帰国子女枠などで受験可能です。

      ざっくりまとめると・・

      IBDP:思考プロセス、アウトプット重視で科目が多い広く学ぶ
      イギリス式のA Level:思考プロセス重視、少ない科目を深く探求
      アメリカ式のAP/SAT:インプット、テスト重視で柔軟性がある

      小学校、中学校のインター校の選び方

      調べてみて、小学校、特に低学年はどんな教育プログラムかはあまり意識しなくて大丈夫かと思いました!

      教育プログラムよりも、子どもに合った学校を選び、楽しく過ごし、英語力を伸ばすこと。
      高学年から大学入学資格のどれを取得するかイメージし始める感じかなとイメージしました。
      (日本でも中学受験をするか本格検討する時期ですね。)

        中学校について、たとえば、高校でIBDPを学ぶことを決めていても、MYPに行かなければいけないわけでもなく、
        IGCSEでしっかりデザインされたカリキュラムで学び(IBよりもアウトプット量は減るものの)高校からIBDPに進むという考え方もありだなと思います。

        また、IBやアメリカ式の中学校に行ってみて、やりたいことがはっきりして(たとえばお医者さんになりたい!など)行きたい学部も決まっていれば、高校はA Levelに変更してもよいでしょう

        教育プログラムを移行することはそれなりの苦労がともないますが、柔軟に考えていくとよいと思いました。

        まとめ

        私自身はどっぷり日本の教育を経験してきて、
        勉強は大好きだったので、学校も好きだったのですが、やはり知識偏重で、受験に合格することがすべてでした。

        ロジカルシンキングやクリティカルシンキング、アウトプット力、失敗を恐れないマインドなどは、社会人になって必要だなと気づき(遅いですね汗)学び、鍛えました。

        今日紹介した3つの教育プログラムはどれも、「思考プロセス」「アウトプット」「探究心」などが重視されていて、素晴らしいと感じました。

        各インター校が教育プログラムをどのように実践しているかが大事なのでしっかりみていきたいです。
        そして、子どもたちの特性をよく観察すること!よく話し合うことも大切だと思いました。

        3つの教育プログラムを学ぶにあたり、実体験した方たちが討論しているこちらの動画がとても参考になりました!

        以上です!
        ありがとうございました!

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